Linux パッケージマネージャを使って pip/setuptools/wheel をインストールする#
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2021-07-26
この節では、Linux のパッケージマネージャを使って pip ・ Setuptools ・ wheel をインストールする方法について説明します。
python.org からダウンロードした Python を使っているなら、この節の議論はあてはまりません。代わりに パッケージをインストールするための必須事項 節を見てください。
特定の Linux ディストロでサポートされているバージョンの pip ・ Setuptools ・ wheel が公開時点で既に旧バージョンになってしまっているのに、更新されるのはセキュリティが理由の時だけで機能追加があっても更新されない、というのはよくあることです。ディストロの中にはより新しいバージョンを提供することができる追加のリポジトリが存在する場合もあります。以下では、そのようなリポジトリのうちの既知のものを説明します。
また、ディストロがセキュリティ上の理由やディストロ自身の標準に合致させる目的でパッチを適用することはそれなりによくあります。いくつかのケースでは、オリジナルの未パッチのバージョンとは異なるバグや期待に反した動きにつながることもあります。わかっているものについては、以下に注記します。
Fedora#
sudo dnf install python3-pip python3-wheel
Fedora における Python についてもっと学ぶには、 official Fedora docs ・ Python Classroom ・ Fedora Loves Python を見てください。
CentOS/RHEL#
CentOS と RHEL は、そのコアリポジトリでは pip や wheel を提供していませんが、 Setuptools はデフォルトでインストールされます。
システムに付属の Python 用に pip や wheel をインストールするには、二つのやり方があります:
これらの指示 に従って EPEL リポジトリ を有効にしてください。 EPEL 7 では、pip と wheel をこんなふうにインストールできます:
sudo dnf install python3-pip python3-wheel
EPEL はシステムに欠けていて衝突しないパッケージだけを提供しているので、コアリポジトリに入っている setuptools は EPEL にはありません。
これらの指示 [1] に従って PyPA Copr Repo を有効にしてください。 pip と wheel はこうやってインストールできます:
sudo dnf install python3-pip python3-wheel
さらに setuptools を更新するには、次のようにしてください:
sudo dnf upgrade python3-setuptools
システムの環境とは別に (yum を使って) pip ・ wheel ・ setuptools をインストールするには、ふたつのやり方があります:
pip ・ setuptools ・ wheel を含むコレクションを (システムとは) 並行に有効化して "ソフトウェアコレクション" 機能を使ってください。
Red Hat についてはこちらを見てください: https://developers.redhat.com/products/softwarecollections/overview
CentOS の場合は、こちらを見てください: https://github.com/sclorg
コレクションに含まれているバージョンが最新版であるとは限らない点に注意してください。
IUS リポジトリ を有効にして、かなり最新版に近い状態に維持されている pip ・ setuptools ・ wheel と一緒に 並列インストール可能 な Python の内のひとつをインストールしてください。
例えば、CentOS7/RHEL7 での Python 3.4 については:
sudo yum install python34u python34u-wheel
openSUSE#
sudo zypper install python3-pip python3-setuptools python3-wheel
Debian/Ubuntu とその派生物#
第一に、このコマンドを実行してリポジトリリストを更新し情報を新しくしてください。
sudo apt update
sudo apt install python3-venv python3-pip
警告
最近のバージョンの Debian/Ubuntu は、 pip がデフォルトで "User Scheme" を使うように修正されていますが、これはユーザの一部を驚かせるような重要な動作の変更に当たるでしょう。
Arch Linux#
sudo pacman -S python-pip